リデンシル-育毛剤ランキング

リデンシルの特徴、効果について解説

リデンシルはスイスのインデュケム社によって開発されました。2014年の化粧品原料展示会（ドイツ）で銀賞を獲得した成分として注目を集めています。

リデンシルは以下の成分から作られています。

・セイヨウアカマツ球果エキス
・チャ葉エキス
・塩化亜鉛
・グリシン
・ピロ亜硫酸ナトリウム

植物エキスを中心に配合した成分のため、副作用の心配はありません。特許取得済の「DHQG」をはじめ、EGCG2、亜鉛、グリシンが頭皮の幹細胞や毛乳頭に働きかけ、毛髪の成長を促進します。

リデンシルの効果

●幹細胞の活性化

リデンシルに含まれる特許取得済分子「DHQG」はバルジ領域の幹細胞を刺激する作用があります。バルジ領域の幹細胞は分裂を繰り返しながら、髪の毛の元になる毛包を作り出します。　

バルジ領域には毛包幹細胞と色素幹細胞があります。毛包幹細胞は休止期の髪の毛を成長期へと移行させるのに欠かせない細胞です。色素幹細胞は黒髪を作るのに欠かせない細胞です。

●線維芽細胞を活性化

リデンシルに含まれるDHQG、亜鉛、グリシンには線維芽細胞を活性化する作用があります。線維芽細胞は真皮にあるコラーゲンやエラスチンを作り出す細胞です。

リデンシルが線維芽細胞を活性化することで、コラーゲンやエラスチンが作られ、毛髪の成長やハリ・コシの改善をサポートします。

●炎症を抑えて頭皮環境を改善

リデンシルに含まれるEGCG2には炎症を抑える作用があります。炎症性サイトカイン（IL-8）を抑えます。炎症性サイトカインは頭皮のカユミ、細胞へのダメージなどを引き起こします。

リデンシルが炎症を抑えることで、頭皮のカユミや細胞へのダメージを抑制し、毛髪の成長をサポートします。

リデンシルの臨床試験

・ミノキシジルとの比較
リデンシルは様々な臨床試験が行われています。ミノキシジルとの比較では、10日間の使用でほぼ2倍の毛包成長が確認されています。



・プラセーボとの比較
リデンシルとプラセーボ（偽物）との比較においては、リデンシルは成長期の髪の毛が約9％プラス、休止期の毛髪が17％ダウンの結果が確認されています。プラセーボに比べると毛髪の増加率が明らかに増えています。



・IL－8の減少
リデンシルには炎症を抑える作用があります。リデンシルを塗布することによって炎症を21％抑えることができたという結果が出てします。

リデンシルとキャプテンの違い

キャピキシルも比較的新しい育毛成分です。キャピキシルはカナダの化粧品メーカーが開発した育毛成分です。レッドクローバーとアセチルテトラペプチド-3が含まれています。

キャピキシルの最大の特徴はDHTの抑制作用です。レッドクローバーに含まれるイソフラボン「ビオカニンA」には５αリダクターゼを阻害する作用があります。リデンシルにはDHTを抑制する働きはありません。

アセチルテトラペプチド-3にはコラーゲン合成作用、炎症を抑える作用などがあり、リデンシルと似たような働きをします。

リデンシルとピディオキシジルの違い

ピディオキシジルはミノキシジルと非常に似た成分です。血流改善作用があり、毛髪の成長に必要な栄養や酸素を供給することで育毛をサポートします。ミノキシジル程の強い作用はないため、副作用の心配はありません。

リデンシルは幹細胞や線維芽細胞に働きかける効果がメインですが、ピディオキシジルは血流改善作用による育毛、成長期の維持をサポートする作用がメインになります。

リデンシルが配合された育毛剤